toshimichanの日記

ブログの保管所

なんちゃって

終わらせるのには、もう既に遅過ぎる年月を俺達は過ごしてしまっていた。 いつもとは違う、居心地の悪い違和感が漂う君の隣に、 いつもの様に当たり前に胡座をかいて座り、この場の雰囲気に合った 思い付く限りの適切な口火が切れる言葉を探していた。 重苦…

140粒

先っぽを絞るような不規則な締め付けと裏筋が圧迫される快楽についつい我を忘れてゴツゴツと前歯が恥骨に当って痛みを感じる程に突き動かしていた ふと見下ろせば胃液にまみれた彼女が白目を剥いてしまってた 慌てて腰を引こうとしたら両手でお尻に抱き付い…

書いてみた 2

朝起きたら雪なんか積もってんの。 昨日はあんなに晴れてたのに。 「好きで好きで堪らないんです。」 突然の身に覚えのない告白に、その言葉の意味が理解できなかった。 今、彼女の言っている「好き」と言う言葉が余りにも唐突過ぎて、その単語が何を指して…

なんの積もりで書いたの?

その人の美しさは、まるで写実主義の高名な画家が理想とする美人像を空想して描いたような美しさだった。 と言うよりも、その想像上の世界で二次元的にキャンバスに描かれた絵画が現実の立体女性として目の前のしかも手の届く位置に立っている事が信じられな…

140粒の色

雪なのか雨なのか?得体の知れないスランプがどんよりとした空から降り注いでまして、文字を読む気にはなるけれど書く気にはなれないんですわ。 まっ、書く必要性などない身の上なんで全く困ってはいないのですが、常日頃から無意味で不気味な文字列を並べ立…

140粒の風

結局はさこんなふうに手荒に扱わなきゃそんな感極まった満足そうな笑顔にはなってくれないんだね でも、こんなおよそ愛撫とは言えない苦痛を伴う過激な行為をしていたらきっと躰が壊れちゃうよ だめだよいくらそんな猫なで声で甘えて来たって真っ赤に腫れ上…

溜め息讃歌

膝をに視線を落とし 「運がわるかったのかな。」 項垂れて髪に隠された口元から 零れ堕ちた君の溜め息を 思わず手の平で受け止めた ずっしりとした溜め息の重さに たじろぐ自分の非力さを 思い知らされた 掛けるべき言葉を あれこれ、あっちこっち 探してみ…

小さな器

我が家の飼い猫のメロンは膝に乗って来る。 いや、俺は正座をしているのではなく、畳に座布団を敷いて胡座をかいているのだから、正確には膝の上ではなくふくらはぎとか太ももの上なのだが。 兎に角、休日の昼間や毎日の夕食後のちょっくらテレビなどのまっ…

永遠

寂しさの余り つい声に出して その名前を口にした。 誰も居ない砂浜に 染み込む波のざわめきにまみれて 自分のその声が 思いの外 耳に響いた。 街から流れくる微風は 背中を優しく撫でながら その名前を海へと運んだ。 まるで そこに彼女が居るかの様に、 も…

早苗との再会

5カ月ぶりに会った元カノの早苗との話しでもしようかのぉ~。 パッと見でちょっと太ったかのぉ?って思ったんじゃが、当然そんな事は口にはせなんだ。 けど、明らかに化粧が濃くなり、若干だがケバっぽい雰囲気を醸し出していたんじゃよ。 儂と別れた事を気…

どうもです。

袖さえも触れ合ってはいないけど、こうしてこのサイトで、こんな些細な形だけど繋がれた事を多生の縁だとしたら、そんな仲でも大切にしたいと思ってしまうのは、単に私が気弱なヘタレだからなのかも知れません。 ヘタレだからこそ、目に見えぬ知り合いの事を…

継続のためのログイン

欠点とは、まだ使い途の定まっていない才能の事である。

貯まってしまいました

この頃、フォロワーのいないTwitterに、こそこそと書き込みをして独りで悦に入ってニンマリとしている気味の悪い奴です。ここに移し直したからと言って、ここのところのアクセス数が一桁の前半でしかないこの場所なので、Twitter同様に多くの人目に触れる事…

貯まってしまいました

貯まってしまいました

貯まってしまいました

書いてみた。

このサイトの中には、文才に溢れている文客の方々が沢山居られ、その才覚に触れる度に俺の作文力の無さを痛感している。情景の描写や心情の細かな機微を思いもよらぬ角度から比喩をして、その情景を見事に文章で表現するその文才に俺はただただ感動するばか…

精霊の花火

コロコロぷぺぽと朱い小さな火の玉が軸を巻き込み登ってくる。 ちょっとした不安と期待が入り交じった曖昧な眼差しで凝視する。 ぐるぐると転ろげながらふつふつとぷくぷくぷんぷん渦を巻く。 襟足の後れ髪が僅かな風に揺れていたんだ。 じじじじの後に大人…

18日のついった

「ありがとう。」日頃の会話の声よりも半音上がった嬉しさがブレンドされているソプラノほろほろとした無邪気な笑顔は周りにいる人に喜びを伝染させ弾んでいる心が手に取る様に伝わって来るいつの間にか辺り一面が暖かな優しさに包まれている目の前で聞いて…

ついった語録

こんな窮屈な人間関係の中で ただここに居るだけの 狭量でつまらない俺が 人を許せないのは 悪い事だとは思わない 俺はいつまでも こんな下らないしがらみに 縛られていたくはないんだ だけど それを容赦する様な 残酷な優しさを 俺は持ちたくはないんだ 冷…

今日のついった

心のいちばん弱い部分から滴り落ちた淡いパステルピンクをした生温い涙の様な雫が彼女に対して俺が抱いている恋心だと気付いたのは彼女が怒りながら振り向き様に向けてきた潤んだ眼差しに映っている俺が余りにも惨めだったからなんだ俺の底知れぬ淋しさの雫…

雨の休日 2

なんでさ、朝はそこそこ寒かったからそれなりの厚着して出て来ちゃったらなになに?南風?鬱陶しい。蒲公英麗らかな陽射しの中で一揺れのそよ風に遊んでいたたんぽぽの綿毛が悪戯に肩口をかすめて漂い明るい空へと溶け込んで舞い去って行った 掴もうと手を伸…

雨の休日

のたりのたりと過ごす休日にたわいのない語句をただただ羅列する これもまたたのしからず哉初冬の華いつの間にか降りだした初春の淡雪が手のひらにふわりと舞い降りて見ている間に溶け出し一粒の雫になって俺の心から零れ落ちて行った 本当はこの手の中でそ…

この頃の僕は、

先ずは、twitterのつぶやきを幾つか。チャンスなんてのは待ち構えていたってそう簡単に訪れやしないし、都合良く巡っては来やしない。 覚悟なんてモノは、そこらに落ちてやしないしいざ必要だと思って慌てて探したって見付かるモノでもないんだ。 だけどそい…

家内は、、、

そもそも、こんな俺と結婚してしまうなんて事が尋常ではないんだな。 先ずは俺自身の説明をしましょうか。 見た目は全くもって冴えない醜男である。100人の中で98位が99位レベルのひどい見た目と雰囲気を持つ個性派。 中学校時代にカバに良く似た醜男…

非武装

非武装ではあるが決して中立的な立場ではない。と言うよりも全面的に米国に依存している。しかし、米は日よりも韓を重視し、日は韓とは連携しない。米は日と韓のどちらかを選ぶとしたら、大陸に位置する韓を選ぶのは当然の選択である。確かに、大東亞の経済…

別に

この時点で何処に着水したのかが確認できないような国防のありかたで良いのかな?もしもこれが核を搭載していた物で日本の国土に着弾をしていたら、今頃は数千万人に被害が及んでいるはず。それでも我が国は、「厳重に講義する。」で済ませてしまうのだろう…

ゴミ箱 4

ねぇあなた。 あなたがくれる物なら形のない物がいいな。 落としてしまったり、間違って壊わしてしまったり、何処かに置き忘れたり、ついうっかりして失くしたり、形のある物はそんな風に私の手元からいつか必ずその姿ではいなくなるから。いつまでも、私の…

銀杏並木

246の青山通りから、神宮絵画館に至るまでの銀杏並木は、新緑が芽吹く初春の頃には、若々しく穢れのない淡い新緑を、その大樹の枝々に讃え、木々の逞しい生命力と移ろう季節の息吹きを感じさせてくれる。 寝静まる事のない都内のど真ん中で、やっと僅かば…

ゴミ箱 3

腕に刺さっている針から伸びるチューブを辿れば、そこには、「透明になる薬」と書かれた点滴が吊り下げられていた。あぁそう言えば、確かに針の刺してある左腕だけが心なしか薄くなって来ている様に見える。「そうか、私はこうして段々と影を薄くしながら透…