toshimichanの日記

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スイッチ

虐めてるのに、なぜ?

 


苦痛に歪んだ眉間や目元から、

ある時を堺にふと力が抜けて、

普段には絶対に見せない

穏やかに酔いしれた眼差しになる。

 


その時の眼差しと、

その醸し出す雰囲気、色香が、

俺の心にザックリと

刺さってしまって、

愛おしくて堪らなくなるんだ。

 


だから、

更にもっともっと強く激しく、

手加減が緩んで

絶え間なく虐めたくなるんだ。

 


その眼差しに険しい輝きを

取り戻し、

その輝きとは裏腹な

愁いに潤んだ瞳から涙を

流し始めるまで虐め尽くす。

 


俺だけを見詰める

力強い眼差し。

 


ともすると、

俺を怨んでいるかの様な、

憎しみが込められて

いるかの様にも見える

熱い情念が感じられる。

 


そんな激しさを纏った瞳で、

じっと見詰めたまま

視線を外さない。

 


その瞳の奥に彼女の欲情が

炎となって燃え盛っているのが

伝わってくるんだ。

 


与えて上げたい。

味合わせて上げたい。

もっと深く濃く際どい淵にある

ギリギリの女にしか

到達出来ない陶酔

 

 

 

虐め抜いて上げるんだ。

俺に、

そうされる事を

彼女の魂が叫んでいる。

 


なんて可愛いんだろう。

 


なんて綺麗なんだろう。

 


虐められて身悶える姿が、

俺への愛を表現しているかの様に

さえ思えてしまう。

 


蝶の本身に受ける痛みにも負けずに、

真っ直ぐに視線を外さずに、

俺を見据えたままで、

一瞬表情を歪める。

 


しかし、直ぐに

その痛みの余韻を味わうかの様に

悩ましく身を捩らせては、

また再び、笑顔で

体を開いて晒け出して来る。

 

 

 

その瞳は訴え掛けて来る。

 


何をされても構わない。

あなたのしたい様にして良いよ。

私はなんでも受け止められる。

どんな事でも従えるから、

最後の仕上げには、

ぐちゃぐちゃに汚れて

動けなくなっている

私の体を使って終わって欲しいの。

 

 

 

毎回のセックスが

そうなるわけではなかった。

しかし、

ひとたびそのスイッチが入ると

彼女は正体を失い、

懇願をし始めてしまう。

 


中途半端な場所では終われない、

限界点を見極めなければならない

凄絶な虐め。

 


彼女の瞳に光が感じられていれば

終わる事は許されない。

 


ぐったりと項垂れ、

視線が外されて

俺を見なくなった時に、

 


叩き続けて

赤紫色に腫れ上がった

女芯をこじ開けて

情けなど掛けずに、容赦なく

正体を失っている彼女を使って

思いを晴らすんだ。

 

 

 

俺の果てる瞬間を

感じ取った彼女は、

動かぬ体を震わせながら

俺を締め付けて、

確りと絞り取る様に脈動を

させるのだ。

 

 

 

あらゆる体液にまみれた彼女の

熱を持った身体を抱き上げて

良くこんなになるまで

頑張ったねと

強く抱き締めて

その脱け殻を讃えて上げるのだ。

 


そして、やっと、

そのスイッチが切られる。