toshimichanの日記

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今日のついった

心のいちばん弱い部分から滴り落ちた
淡いパステルピンクをした
生温い涙の様な雫が
彼女に対して俺が抱いている
恋心だと気付いたのは
彼女が怒りながら
振り向き様に向けてきた
潤んだ眼差しに映っている俺が
余りにも惨めだったからなんだ





俺の底知れぬ淋しさの雫を
垂らしている鈴口に
毒々しい黒にも似た朱色のルージュを
ぬらぬらに塗りたくられた
もの言わぬ彼女の唇に襲われた時
まるで雷にでも撃たれたかの様な
激しい衝撃が
根元から先っぽに至るまで
駆け抜けた
次の瞬間快楽の迸りを
まだ開き切ってない
朱色の間を貫き放っていた