toshimichanの日記

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別れの言葉選び

自分を許せなくて、
握り締めた拳を振りかざす。
どんなに言い訳並べても、
自身を納得させられない。

選んで吐いていた言葉の筈が、
自分に酔って調子に乗って、
鋭さを増して纏って刺して、

返り血を浴びるまで、
何故気付かずに
刺し続けてしまったのか。
傷付いた心から噴き出す血潮は、
真っ赤に俺を染め抜いた。

たかが別れ話に
未練なんか持ち出して、
俺のいたらなさを突き付けて、
一途な愛を振りかざし、
どれだけの我慢を強いたのか。

身勝手な言い訳で首を絞めて
正論に追い詰められて、
自分についた嘘に苦しんで、
切りつけた暴言は、
最低な男の切り札だった。