toshimichanの日記

ブログの保管所

2022-01-01から1年間の記事一覧

貯まってしまいました

この頃、フォロワーのいないTwitterに、こそこそと書き込みをして独りで悦に入ってニンマリとしている気味の悪い奴です。ここに移し直したからと言って、ここのところのアクセス数が一桁の前半でしかないこの場所なので、Twitter同様に多くの人目に触れる事…

貯まってしまいました

貯まってしまいました

貯まってしまいました

書いてみた。

このサイトの中には、文才に溢れている文客の方々が沢山居られ、その才覚に触れる度に俺の作文力の無さを痛感している。情景の描写や心情の細かな機微を思いもよらぬ角度から比喩をして、その情景を見事に文章で表現するその文才に俺はただただ感動するばか…

精霊の花火

コロコロぷぺぽと朱い小さな火の玉が軸を巻き込み登ってくる。 ちょっとした不安と期待が入り交じった曖昧な眼差しで凝視する。 ぐるぐると転ろげながらふつふつとぷくぷくぷんぷん渦を巻く。 襟足の後れ髪が僅かな風に揺れていたんだ。 じじじじの後に大人…

18日のついった

「ありがとう。」日頃の会話の声よりも半音上がった嬉しさがブレンドされているソプラノほろほろとした無邪気な笑顔は周りにいる人に喜びを伝染させ弾んでいる心が手に取る様に伝わって来るいつの間にか辺り一面が暖かな優しさに包まれている目の前で聞いて…

ついった語録

こんな窮屈な人間関係の中で ただここに居るだけの 狭量でつまらない俺が 人を許せないのは 悪い事だとは思わない 俺はいつまでも こんな下らないしがらみに 縛られていたくはないんだ だけど それを容赦する様な 残酷な優しさを 俺は持ちたくはないんだ 冷…

今日のついった

心のいちばん弱い部分から滴り落ちた淡いパステルピンクをした生温い涙の様な雫が彼女に対して俺が抱いている恋心だと気付いたのは彼女が怒りながら振り向き様に向けてきた潤んだ眼差しに映っている俺が余りにも惨めだったからなんだ俺の底知れぬ淋しさの雫…

雨の休日 2

なんでさ、朝はそこそこ寒かったからそれなりの厚着して出て来ちゃったらなになに?南風?鬱陶しい。蒲公英麗らかな陽射しの中で一揺れのそよ風に遊んでいたたんぽぽの綿毛が悪戯に肩口をかすめて漂い明るい空へと溶け込んで舞い去って行った 掴もうと手を伸…

雨の休日

のたりのたりと過ごす休日にたわいのない語句をただただ羅列する これもまたたのしからず哉初冬の華いつの間にか降りだした初春の淡雪が手のひらにふわりと舞い降りて見ている間に溶け出し一粒の雫になって俺の心から零れ落ちて行った 本当はこの手の中でそ…

この頃の僕は、

先ずは、twitterのつぶやきを幾つか。チャンスなんてのは待ち構えていたってそう簡単に訪れやしないし、都合良く巡っては来やしない。 覚悟なんてモノは、そこらに落ちてやしないしいざ必要だと思って慌てて探したって見付かるモノでもないんだ。 だけどそい…

家内は、、、

そもそも、こんな俺と結婚してしまうなんて事が尋常ではないんだな。 先ずは俺自身の説明をしましょうか。 見た目は全くもって冴えない醜男である。100人の中で98位が99位レベルのひどい見た目と雰囲気を持つ個性派。 中学校時代にカバに良く似た醜男…

非武装

非武装ではあるが決して中立的な立場ではない。と言うよりも全面的に米国に依存している。しかし、米は日よりも韓を重視し、日は韓とは連携しない。米は日と韓のどちらかを選ぶとしたら、大陸に位置する韓を選ぶのは当然の選択である。確かに、大東亞の経済…

別に

この時点で何処に着水したのかが確認できないような国防のありかたで良いのかな?もしもこれが核を搭載していた物で日本の国土に着弾をしていたら、今頃は数千万人に被害が及んでいるはず。それでも我が国は、「厳重に講義する。」で済ませてしまうのだろう…

ゴミ箱 4

ねぇあなた。 あなたがくれる物なら形のない物がいいな。 落としてしまったり、間違って壊わしてしまったり、何処かに置き忘れたり、ついうっかりして失くしたり、形のある物はそんな風に私の手元からいつか必ずその姿ではいなくなるから。いつまでも、私の…

銀杏並木

246の青山通りから、神宮絵画館に至るまでの銀杏並木は、新緑が芽吹く初春の頃には、若々しく穢れのない淡い新緑を、その大樹の枝々に讃え、木々の逞しい生命力と移ろう季節の息吹きを感じさせてくれる。 寝静まる事のない都内のど真ん中で、やっと僅かば…

ゴミ箱 3

腕に刺さっている針から伸びるチューブを辿れば、そこには、「透明になる薬」と書かれた点滴が吊り下げられていた。あぁそう言えば、確かに針の刺してある左腕だけが心なしか薄くなって来ている様に見える。「そうか、私はこうして段々と影を薄くしながら透…

生ごみ

そう言えば、いつの間にかセミの鳴き声が聞こえなくなっている。 晴天の真っ昼間だと言うのに日向を歩いていても、辛い暑さは感じなくなっている。 そよと吹く柔らかな風の中に金木犀の囁き掛ける様な優しい甘い薫りが運ばれてくる。 「今年の夏も、やっぱり…

ゴミ箱 2

俺はその瞬間だけ耳を塞いでいたんだ。 読唇術なんて高等な技などの心得など俺は持ち合わせていやしない。 それなのに、はっきりとした決意の籠った君の声が鮮明に直接俺の中に届けられてしまったんだ。 その言葉を聞きたくはなくて、その言葉を発する君の唇…

ゴミ箱 1

止めどなく溢れ出す、熱く切ない感情を俺はいったいどんな風に君に伝えたらいいのだろうか。この耐え切れない、心を震わせる朱く熱い気持ち言葉などにできやしない。口から出せるどんな言葉を駆使しても、全てが嘘になってしまう。これを言い露せる表現なん…

あれ?

あれ?何でだろう。刈り払われた夏草がまだ衰えを知らない強い陽射しに照らされてむっとする青臭い草いきれを放っている。何でだろう、腰掛けた俺をふわりと包み込み妙な郷愁を誘い出す。南風が運んで来るどこか遠い遠い彼方から耳を撫でる様に聞こえてくる…

泥酔

酔った君が大好きだった。特に泥酔してどエロ全開の淫らな君が凄く愛おしかったんだ。普段の二人っ切りの時間には健康的なエロっぽさを見せてくれてはいるけれど本当の君は心の奥底に秘めている真の欲情は表には出さないで隠しているよね。日頃は恥ずかしが…

いってらっしゃい。

「いってらっしゃい。」 軽く唇を合わせ、肩に手を置いて、彼女のサラリとした黒髪を手の甲に感じて。 そう、いつもの朝の出勤時の様にこのドアを閉じて。たった今、彼女が閉じたドアを見詰め俺はもう一度、何かを確かめる様に、小声で「いってらっしゃい。…

Twitter

スランプと呼ぶには長すぎる月日が経過してしまった。こんな筈ではなかったと、悔やみもがいていた日々も遠い記憶として置き去りにしてしまっている。まだ最悪ではないと、自分に言い聞かせ、必死に己を押し並べさせている。とあるスーパーのエレベーターの…

甘党

元町の商店街を手を繋いで歩いていたら、ふいに、繋いでいる手をぎゅっと握り締めて、彼女が僕を見詰めて言ったんだ。「シュークリームの様な幸せ。」 突然に何を語り出したのかと思いきや、二人で歩いている、その直ぐ横には、お洒落なカフェのウィンドウが…

身も蓋も

俺はいったい何時頃からこのみっともない仮面を被ってしまっていたのだろうか。 俺は何処を隠して、何を表面に露(だ)してここに居るのだろう。 己れの本性を隠してただひたすら綺麗事やウソを書き並べて、本心の汚さをひた隠しにして良い人を印象着けようと…

我が家の猫

まだ13年くらいしか経っていないのかな?我が家には二匹の猫がいる。息子がまだ小学校の低学年、娘は中学生だった頃に、動物病院の里親の会に参加して貰って来た猫である。 奴らは、産まれてから3~4ヶ月経っていたらしく、狭いケージの中で兄弟6匹で元…

スカート捲り

小学生の頃にスカートめくりと言う遊び?が流行っていた。 学校にスカートを履いて来た女子のスカートを捲り、パンツを見ると言う実に単純で愚劣な遊びだった。 友達同士でさえあだ名で呼んではいけないと言う現代では、そんなスカートを捲るなどと言うハレ…

蜻蛉

幼い頃の俺は、 視界を横切るトンボの勇姿に 心を弾ませ 夢中になって追い掛けていた。 捕まえる網も持たずに、 走ったくらいの速度では 追い付けもしないくせに、 トンボには 俺が夢中になるだけの なにかの 魅力を感じていたんだ。 四枚の透明な翼を広げて…