幾つもの
愛してると言う声が聞こえた
いつ言われたのだろう
何処で言われたのだろう
誰から言われたのだろう
どうして言われたのだろう
何故そんな事が言えるのだろう
こんな薄汚い俺の耳に
そんな言葉は余りにも
惨過ぎる
有りのままの姿を晒して
素の自分で居られる
何も隠さずまんまの
気軽さで自然体で振る舞う
そんな恋人が側に居る幸せ
辛いからと言って
下を向いていても駄目なんだよ
辛い時ほど周りを見てね
あなたは一人じゃないはず
辛さを言葉に出来れば
必ず誰かが受け取って
くれる筈だよ
辛さは下に落としたら
駄目なんだ
こんな風に見て貰いたい
イメージ通りのメイクを
鏡の自分に施して
綺麗に仕上がった私
貴方の前で
今日は演じて偽って
隠したかったのに
なのに
その眼差しの前では
こんなメイクじゃ
対抗出来なかったみたいね
いつの間にか溢れちゃってる
貴方への恋心
数え切れない言葉で
長い時間を語り明かし
解り合えていたとしても
所詮
男と女は
体を重ねた後に
思い遣りの絆を結べば
言葉少なくても
解り合えるんだ
色んな優しさに触れて下さい
沢山の人と語らって下さい
きっと誰かがあなたの
その傷に気付いてくれます
そして
手を差し伸べてくれるかも
知れません
そしたら
ほんの少し心を開いて
その痛みを現してみましょう
そうやって
誰かを見付け出して
そこから
抜け出しましょう
