toshimichanの日記

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意地、ヤケクソ

下らない。

実に下らな過ぎる。

 


三流の雑魚大学卒で中途採用

始めから出世の道などはなかった。

便利に使い回され、

面倒な仕事を押し付けられて、

ホイホイと従って来た。

 


客先でトラブルが発生すれば、

声が掛かり、東北から関西圏を

車で走り回っては、長々と

ホテル住まいの出張暮らしをして。

協力会社と言う名の下請けさん達を

使って仕事をさせて、トラブルを

処理した。

客先にペコペコと頭を下げて詫びを

入れ、

あーだこーだと言い訳をして、

上手に言いくるめて、誤魔化して。

下請けには厳しく躾をし、

時には、規則に従わない者の首を切り、

客先から追い出し、出入り禁止にした。

客先からは疎まれ、文句を言われながら

ご機嫌を取って頭を下げて、

下手な愛想笑いを浮かべつつ、腹の中

は怒り心頭に達していた。

その反動で業者には、言わなくてもいい

小言を言い、きつく当たり散らしたりも

していた。

 


家には帰れずに、一仕事が終わると

次の仕事が繋がって入って来ては、

地方のビジネスホテルを渡り歩く

事も度々ある。

自社営業所からの連絡を受けて、状況を

聞いて、業者の手配やホテルの手配、

資材や必要情報を整理させ報告をさせる。

本社の本部から出向いて行く俺の立場は、

どの営業所の所長よりも上で、牛耳る

権力は持たされてる。

 


俺の評価は営業所の成績に直接響くため

に、心にもないお世辞や、社内規定に

反しない程度の接待をされたりするの

だが、大して知りもしない連中に

よいしょをされても迷惑以外の何物

でもないので殆んど断っている。

 


営業所レベルでは処理出来ない、面倒な

事案を出来るだけ早急に速やかに修めな

ければならない立場。

トラブル処理要員

クローザー。

 


上手く修めて当たり前。

拗れれば、交渉、折衝の繰り返し。

会社の看板を背負って、

怒り心頭に達した、お客様を

宥めて、業者の尻を叩いてた。

 


実に馬鹿らしい。

会社内には学閥?派閥がある。

A大学出身のグループ。

B大学出身のグループ。

その他の雑魚大学、三流、屑大学卒の

下っ端はAかBかの専属を強いられる。

必ずどちらかに所属しなければならない。

同じ○○部でも、所属している課に

よって派閥が違ったりもするので、

派閥を乗り換えると、異動や転勤、

時には昇格や左遷などもあり得るのだ。

 


両グループの頭は会社の役員で、

その役員のトップ争いの駒は

多く、強い方がいい。

足の引っ張り合い。

ミスの指摘のし合い。

 


そこから派生した今回のイギリスの

新事業は会社としては、全くの高リスク

事案。

ユーロから離脱した国がどうなるのか

が読めない中での投資になる為に、

イギリスがどちらに転ぶのかに

掛かってる。

移民問題を抱え、為替レートが安定

しないのが分かっている中での賭け

である。

大成功などはあり得ない。

上手く行ったとしてもトントン。

利益が大幅に出る訳がない。

外れ投資が見えている。

 


BはAに負い目があって、Bグループが

仕方なく名乗りを上げざるを得なかった。

Bグループの意地と見栄とやけくそ。

そんな争いのトバッチリだ。

 


ある程度のリーダー格を5~6人と

兵隊が15~20人位の構成で、

イギリスに乗り込んでの、

新規事業の立ち上げ。

現場で臨機応変に立ち回りが出来て、

兵隊を管理出来る、出張慣れした

ある程度の年齢の奴。

それが俺らしい。

 


だが、新規事業に

クローザーは必要ない筈。

明らかに捨て駒扱いが見え見えだ。

失敗の責任が押し付け易く、

辞めたとしても中途採用だから、

退職金は少なくて済むし、

Bグループのその他の雑魚大学卒

だから、Bグループとしての

痛手が軽微。

 


この会社にしがみ着いている必要性を

考えなくてはならない時期なのかな?