toshimichanの日記

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綿飴な貴方

貴方にしか湧かないこの感情は、

貴方の名前を口にする度に

心にふわふわのわたあめが

膨らんで行くのね。

正直、ちょっと苦しいし

煩わしいの。

端っこに押し退け様とすると、

ぺたぺたと溶けてくっ付くし

やるせない甘い匂いが

心の中いっぱいに広がって

息苦しくて切なくなるの。

 


ねぇ、一体なんなの貴方は。

私はこんなにも貴方に

攻められる筋合いはないと思うのね。

私の心に遠慮なく立ち入って

所構わず甘い匂いのわたあめで

ふわっふわっに埋め尽くしちゃってさ。

側にいてくれなきゃ迷惑なのよ。

抱き締めて支えていてくれなきゃ

浮き上がってしまうんだからね。

こんなんじゃ私は何も出来やしない。

どうする積もりなの?

 


私の名前を耳元で囁かれるだけで、

心の中でいっぱいに膨れ上がった

わたあめが、

一気に溶け出して、

心も体もとろとろの甘々。

私は私の名前を呼ばれただけで

溶け出した甘いわたあめの蜜が

溢れて来てしまって

とろっとろっに流れ出してしまうの。

 


        from ひろみ