toshimichanの日記

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化け物

寝転んでいる彼女の
くびれたウエストラインに
左腕を突っ込んで抱え
巻き付ける様にホールドしながら
臍下に左耳を押し当てて、
長くて太めのすりこぎ棒で、
突き上げ続けていた。


何度も何度も
行き着く所まで達して
正気を失っている彼女の、
喧しく騒ぎ立てる
悲鳴や嗚咽に混じって、
腹の中を
無慈悲に動き回っている
雑音が聞こえる。

鈍いゴニョゴニョした音が
狂乱の悲鳴と共に
腹の中を往き来しているのが
リアルに俺の耳に伝わって来る。

グニョッ、グニョッ。
腹の中を暴れ回っている
固く無機質なすりこぎ棒が
女の本性を剥き出しにさらけ出し
彼女を快楽に浸る化け物と化す。



グイグイと力ずくで突き込めば
絞り出す様な低い呻き声を
腹の底から吐き出して
爆発したかの様な腹のうねりで
俺の頭を跳ね返しながら
腹筋が躍動を始める。

ひと区切りの脈動の後で
すりこぎ棒を押し出す様な
反発をして来るのだが、
そこから更に
その押し出す力を
強引に反発して
棒の先端を拳で叩いて
奥の臓物に衝撃を与えて上げるんだ。

ゴンゴンと腹の奥底を叩く鈍い音が
耳に伝わって来るのと同時に
内臓を駆け巡る血の脈動が
ザァーザァーと聞こえてくる。

押し付けている筈の
俺の重い頭が軽々と
ボールの様に跳ね上げられる程の
強い反発が繰り返される。

気がふれた様に
猛り狂う彼女を外に
尚且つ
棒の先端をガツン、ガツンと
叩き続けて上げるんだ。

たちまち
息が途絶えた様な悲鳴と共に
言葉になっていない
許しを乞う叫びとなって
響き渡る。




まだまだ
彼女の終着点は
そんな所ではないんだ。




たまにしか会って上げられない
溜まりに溜まった彼女の欲望は
そんな数時間の破壊だけでは
打ち崩す事など出来やしないんだ。

これだけではまだ、
数日間の下腹部痛を
残して上げられるだけで、
彼女望む
常に俺の存在を強制的に
意識して居られる痕跡は
与えては上げられないんだ。




買い物や食事とか、
街中を一緒に歩いている時には、
ちょっとお洒落でおとなし目な
極々普通のなんの変哲のない
どこぞの奥さんとかお姉さんにしか
見えない彼女。

特に目立つ様な色気とかも
出してはいないし、
言わば、決して珍しくもない
一般的な妙齢な女性にしか
見えていないと思うんだ。


そんな女性がこんな風に、
正気を失って
大声を上げて泣き叫んだり、
髪の毛を振り乱して
イキ狂ってしまう
性欲の化け物だなんて
誰が想像できるのだろうか。


衣服を脱いだら、
特に下着に隠された性的な部分には、
痛々しい傷跡や醜い痕跡が
幾つも標されてしまっているなんて
思いもしないだろう。

その傷跡の一つ一つを
嬉しそうに、
誇りの様に俺に自慢する彼女。


その傷跡はもう既に、
他の男に抱かれると言う選択肢を
持たなくなってしまっている程に
局部に傷跡が刻まれているんだ。

それを標してしまったのは、
他でもないこの俺の所業。


しかし、
そこまでしなければ治まらない
否、
それ以上ですら容認して
受け入れてしまう彼女の
恐ろしいまでの性欲の果てしなさ。

彼女が望む性の極限は、
彼女が度々口にしている
「死んでもかまわないから」が
本当の終着点なのだろうか。



俺は知ってしまったんだ。
街中のそこらに闊歩している
澄ましたお嬢様方の中の
相当数は夜な夜な
これくらいの性技に
酔いしれている
化け物なんだって事を。


そして、
そんな化け物を生み出しているのは
他ならない
こんなサディストだって事