toshimichanの日記

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パねぇんだ

駅前に車で迎えに行ったら
いつもの様に
隣の席に乗るかと思いきや
いきなり後ろに乗り込んで
ワンボックスのカーテンを閉じる彼女
密室と言えば密室
とは言え駅前を歩く
多くの人からは
フロント越しに丸見えなんだけど
ごそごそとスカートを脱ぎ出した
彼女の欲情って半端ねぇんだ





彼女の欲情って半端ねぇんだ
なんか常に濡れてる
てか、乾いてるのを見た事がない
勿論カラカラに乾く事は
ないんだろうけど
脱いだパンツのライナーは
いつも汚れてるんだ





どうやら俺は彼女に欲情しか
与えていない見たいなんだよな
今までの楽しい思い出は?
と、尋ねれば苛められた内容で
出掛けた場所や
楽しかったエピソードじゃないんだ
可愛い愛おしいと思ってる彼女は
俺を性欲の吐け口としか
思ってないんだと知ってから
躊躇いなく堕とせる様になったんだ





それが俺の価値ならば
お前の幸せなんか
俺はもう気遣わないよ
と心に決めたのが
逆に彼女の壺にはまり
誓いを立てさせるまでの
仲を維持してる
利害関係は一致し
害は毒牙に蝕まれて
利の目には廃人にすら
見えているんだ






それでもまだ
青痣から血を流している乳房に
彼女の生んだ乳飲み子が
吸い付いている姿を
想像してしまうんだ
拳で突き上げた時に
ぽっこりと盛り上る下腹部を見て
まん丸に膨らんだ妊婦の姿を
想像してしまう
煮えきれない弱い俺がいるんだ





彼女からしてみれば
アラフォーまで
女として生きてきた半生に
悔いがない筈もなく
それを
こんな既婚者のサディストに
諭されたくはないのだろうし
理解なんてして欲しくはないんだろう
彼女の性処理人には
倫理観など要らないんだ





確実に
終着点まで送り届けてくれる
パートナーとしての信頼
何処に何をされても
構わないと言う覚悟すらしないで
体を預け切れるのは
愛している以上の期待や
確固たる信頼で結ばれた絆が
私達にはあるんだと
慰めにも聞こえる言葉を
鵜呑みには出来ないんだ





彼女の気が変わり訴えられれば
俺は性的暴行魔の変質者
明らかな証拠は体に
幾つもはっきりと残されている
そこに合意や同意は介入されはしない
電車内の痴漢行為と同様に
犯行の有無に事実など関係ないのだ
弱者と強者の立場は
何に守られているかに因って
決められてしまうのだ





どうしてあそこで止めちゃったの
あのまま
イキ殺されてしまいたかった
ギリギリまで追い詰めた後の
重篤な容態の震える唇からは
途切れ途切れの不満が
それでも漏れ出している
彼女の欲情って半端ねぇんだ