ある女性のツィートを読んでて、
ふと、彼女を抱き締める力加減について考えてしまった事がある。
ハグの仕方って言うか、
彼女の抱き締め方って、誰に教えて
貰った分けではないので自分なりに
勝手に解釈をしてた。
それが正解なのかは別にして、
彼女を抱き締める定番の形ってのは
定まっていて、
その立ち位置に収まると自然に
二人の手の置き場や肩のポジションが
決まった形になって、すっぽりと
彼女の体が自然と馴染む位置に落ち着いていた。
そして、
何故か俺は、極、当たり前の様に
力いっぱいに抱き締めていた。
当時の俺はと言えば、特に鍛えて
いた分けではないのだが、
そこそこに筋肉が付いていたので、
抱き締める力は自分で思った以上の
締つけ力が有ったんだと思う。
なので、彼女は時々
｢苦しい。｣って、訴えていた。
けど、そこで力を抜いて手加減をすると、
それはイヤだと言われた。
すっぽりと収まった彼女の体を
力づくで抱き締めてると、
体が密着して、体温が伝わって来て
もしかしたら彼女の体が俺の体の中に
染み込んで来るのではないか、
もしかしたら一つになれるんじゃない
かな。
などと、下らない発想をしていた。
夏は汗ばんだ体が密着して、さらに汗をかいたり、冬は厚着したジャケットが二人の間にあって妙に中途半端は距離感があったりで違和感を感じたりと色々あるのだが、
抱き締める力に手加減はしていなかった。
そんな彼女と別れて、
次の彼女と知り合い、
始めて次の彼女を抱き締めた時。
まぁ、体の大きさやおっぱいのサイズ
とか、なにかと勝手は違ってはいたの
だが、基本的なポジションはほぼ同じ
形になって抱き締めた。
ハグをしている時間ってのは、
その場のシチュエーション次第だとは
思うのだが、
この場合は始めてのハグで、
彼女のマンションの一室で二人っ切り。
まんまと彼女の仕掛けた罠にはまった俺が観念して、一緒に暮らしましょうと、敗けを認めたハグだったので、
これから、宜しくの念が込もった、
長めのハグだった。
すると、
｢こんなに強く抱き締められたのは
始めてよ。｣
と、彼女から感想を頂いた。
この時に俺は、ハグの強さについて
初めて考えたのだった。
｢力尽く｣で良いのだろうか？
今までの俺の抱き締め方は、もしかして
間違っていたのではないのだろうかと、
ふと不安になってしまった。
そこで俺は彼女(美紗絵)に尋ねた。
彼女の男性経験数は決して少なくは
ない筈。
なにせ、絵に描いた様な美人さん。
色んな男に抱き締められて来た経験値
が参考になるに決まっていた。
｢うん、あんまり力いっぱいに抱き締めるって人は少ないかな？｣
ちょっと
ショックだった。
男性の皆さんは
彼女を抱き締めるのに
手加減ってしてるんでしょうか？
