toshimichanの日記

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ついった語録

こんな窮屈な人間関係の中で

ただここに居るだけの

狭量でつまらない俺が

人を許せないのは

悪い事だとは思わない

 

俺はいつまでも

こんな下らないしがらみに

縛られていたくはないんだ

 

だけど

それを容赦する様な

残酷な優しさを

俺は持ちたくはないんだ

 

 

 

 

 

 

 

冷蔵庫の冷凍室を引き摺り出すと

夏の忘れ物がコロンと顔を見せた

クソ暑かった頃に

食べ損なったスイカバーが一本

風呂上がりとは言え

この気温では

もう食べたいと言う気にはならなかった

裸エプロンの尻の間から覗き見える

ちょっと湿り気を帯びた

肉ヒダにも似て

今は口にはしたくなかったんだ

 

 

 

 

 

 

 

身の丈のそのままの

何も飾らない自分が

他人であるあなたの直ぐ側で

心地良くそこに居られる

豊かな時間を

きっと幸せと言うのだろう

 

 

 

 

 

 

 

優しい人が必ずしも

自分にも優しくしているとは

限らないんだ

だからその側で

その優しさを享受して来たあなたは

その優しい人の苦しさを

誰よりも

癒せる人であって欲しいんだ

 

 

 

 

 

 

 

思い出は繰り返し反芻する事に由って

時間と言う名のフィルターで

嫌だった事や辛かった事が

美化された挙げ句に

自分の歴史の一ページに

なってしまうから

正しき思い出として残すには

新たな悪しき恋愛をすべきである

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫?」より

「何をすればいい?」と

気遣ってくれた思い遣りが

大丈夫じゃない「今」には

何よりも嬉しかった

そこに気付ける労りの繊細さは

きっと

場数を踏んで来た傷の数と

その使い方の上手さだよね

 

 

 

 

 

 

 

「さよなら」

その呪文の様なたった一言で

一瞬にして何百光年の

遥か彼方へと飛ばされてしまう

 

「ウソだよ」

笑ってはいないその笑顔にしがみ着いて

流れ星になって地球に戻って来る

 

「バカだな」

頭を撫でられた手の温もりで

ぐにゃぐにゃにとろけてなくなり

 

「可愛い」と言われただけで

女を棄てた