toshimichanの日記

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猫舌

唇を重ねている間に、

あっと言う間に

冷めてしまったコーヒーに

罪はないけど、

 


余りにも

猫舌が過ぎる貴方の作戦に

私はまんまとはめられた様ね。

 


私の気持ちは

熱いままだけど、

その熱さには

気付いてはくれないのかしら。

 


カップも温めずに

サイフォンで淹れた

コーヒーだから、

そんなに熱くなかったはずなのに、

一口飲んだ瞬間に

「あっちぃ。」て

カップを置いてしまったから、

小心者の私は、

「ごめんなさい。」と言って

キスをした。

 


ただそれだけだったのに

唇を離す事が出来なかった私は、

なんて臆病な

恋愛初心者なのかしら。

 


そんな事で貴方の気持ちが

覚めてしまうのではないかと

怖くなってしまったのね。

 


もう一度、

今度は、ちゃんと貴方の

好みの温かさのコーヒーを

淹れ直しますね。

 


そしたら、

ご褒美として

もっと熱くて長いキスを

してくれますか?

 


勿論、

そのコーヒーを貴方の

美味しいと思う温度で

飲んだ後にでも構わないので。

 


もう一度、

私の心が火傷をするくらいの

熱くて甘い

キスをして貰ってもいいですか?