toshimichanの日記

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独り強がり

闇の深い夜に、

救いたいと願う言葉を

幾重にも重ねて綴り、

貴女に送り続けていた。

 


ただ思うがままに、

元気づける無責任な言葉を

なんの覚悟も持たずに

笑顔になるのを期待してた。

 


追い詰めていたのかな?

重荷になっていたのかな?

俺は、

理解なんてしてなかったよね?

押し付けられた優しさ程

逃げ場は失われる。

窮屈だったよね。

迷惑なひとりよがりの自己満足

 


一番の理解者面して慰めて

自分に酔いしれて

貴女の孤独につけ込んで、

語り続けていた。

 


見守る術も知らずに

力強い言葉をぶつけて

勇気を促して

受け取る側の疲れも考えずに

頑張れを編み込んだ言葉を

なんども送り着けていた。

 

 

 

ごめんね。

何を焦っていたんだろうね。

寄り添うって事を履き違えていたね。

全部が貴女の為の優しさだなんて

自分に酔って、

 


戻って来ない返事にさえ

寛大な労りと共に

許しの言葉を添えてたなんて

バカ過ぎるよね。

 


俺は、いったいどれだけ

傷付いた貴女の

気遣いに助けられてたのかな?

上から目線の乾いた質感を

潤す様に注がれた気遣い。

俺が助けるのではなく

逆に気遣かわれていたなんて。

 


余りにも愚かで身勝手な一人よがり。

何を根拠に貴女を助けられると

勘違いをしていたのだろうか?

 


枯れ果てたプライドは

ちっちゃい惨めなピエロ。

貴女の靴先に蹴飛ばされて

転げ落ちた水溜まり。

 


こんな俺は、

これから何を為せば良いのかな?

最初から俺などは要らなかったよね。

貴女は煌めきを失っただけで

くすんでいた分けじゃないのだから

きっとそのままの姿で

歩き続けていれば、

誰の力も借りずに

立ち直れる強さを持っているんだ。

 


そんな事に、

今更気付いて、

俺は自分の愚かさを

こんな形で貴女に教わるなんて、

なんてさもしいんだろうね。

 


最初から、

俺には救えない相手だったのかな?

それとも、

救おうとしてなかったのかな?

覚悟も持たずに、

ただただ闇雲に綴った無責任な言葉を

貴女はどんな気持ちで

受け取っていたんだろうね。