toshimichanの日記

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自己同一性の維持が
思考力の低下で
困窮して混沌としている。

そもそも物事は
度忘れてしまわなければ、
思い出すと言うコンテンツには
たどり着かないんだ。

「彼女と出逢う前の俺。」

何もなかった分けでは
ない筈なんだけど、
彼女への感情が
誕生する以前の記憶が
俺のメモリーには、
何故か残されていないんだ。

だけどそこを
いくらほじくり返しても、
古過ぎるアーカイブの中には、
若かったと言う自己の存在を
確認できるだけで、
その遍歴や分岐さえ
定かではない。

単純にその頃の俺が
何者だったのかさえ
思い出せずにいる。

何を考え何をどうすれば、
ここに至る自己が
確立されていったのかを
証明できる演算を
構築できずに
バグに悩まされている。

それは、
自己証明にも似た
原点の再確認の作業の筈が、
彼女フィルターを
通す事により、
逆浸透圧を受けているに
他ならないのだ。

素直に濾過されるべき
邪念が元の圧力よりも高く
自身を見詰める
レンズを雲らせている。

負圧のベクトルは
浸透圧を逆撫でして
冷静な俯瞰を妨げ
彼女の人格を華燭の彩りに
飾り立ててしまう。

 

そこには至らない筈だった。

原点の立ち位置に
曇りは無かったのだ。

何故ならば、
妙齢に達していたとは言え、
親子ほどの年齢差のある
可愛い女の子。

その時点では、
俺に一点の邪心など
絶対に起こしうる分けは
なかったのだ。

そこからの展開の何処に
誤算が介入したのかを
俺は検証したいのだ。


振り返るべきなのか?

反省をすべきなのか?


やはり俺は、

 

間違っていたのだろうか?