toshimichanの日記

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ついったぁ

ふわりと風を孕んだロングのフレアースカートの中に、じゅくじゅくとした発散し切れない滾る欲情を閉じ込めて、
君は、さもあらんと言わんばかりに颯爽と去って行った。
君を苛んでいた俺の唇の周りにはまだ、ねっとりとした確かな余韻と僅かな悔しさだけが残されていた。




香りが満ちた蒸れたスカートの中、ちょこんと顔を覗かせている、びんびんに張り詰めた小粒を、力を込めた唇で逃げ場を失くして捕捉し、舌先でグリグリと虐め抜く。
下校のチャイムが鳴る迄のクンニの時間は毎日の日課だったんだ。




焼け着いた路面を背にした油蝉が羽根をバタ着かせ、召される時に抗っている。
決して見守っている分けではない真っ青な空のギラ着いた太陽が、情け容赦なくその時を確実に刻んでいる。
その路面に落とされた己の影に怯えている俺は、暴れる事すら素直に出来ない臆病者なんだ。







などと実に下らない単発のツイッターを3作載せてしまいましたが、
以下は読み難く面倒臭い連作のツイッターで御座います。
各区切りがツイッターに収まり切れる長さの文字数に色々と詰め込んでありますんで、実に解り辛くなっとります。




御霊前に供えるには似つかわしくない、色とりどりの華やかで大きな花束と、あれこれ迷った挙げ句に奮発して選んだバースデーケーキを抱え、祭壇の前で気取ったスーツ姿の俺は、カラフルな蝋燭に火を灯し、ハッピーバースデーと、泣き崩れる事すら許されなかった。




棺の中で仰向けに横たわる穏やかな寝顔からは、俺の横で気持ち良さそうに眠っている君の寝息がそのままに聞こえて来たんだ。
声でも掛ければ、不機嫌な目で睨みながら顔を背けそうで躊躇ったけど、でも今日は君の大切な誕生日だから、俺は敢えて「おめでとう」と口にしたんだ。




約束していたオープンハートのネックレスは、食事の時にレストランでサプライズしようと思って、今は持って来なかったけど、こんな所で寝てたんじゃ、ちゃんと首に掛けて上げられないじゃん。
何時も破ってばかりの約束を、今日だけはしっかりと守ろうと予約も準備も完璧だったんだよね。




こうやって、顔を合わせて向き合っていられるのも最後なんだからさ、仰向けの、そのままで良いから、ありがとうくらい言ってよ。
別れなきゃならない理由は、もう十分に解ったから、幸せだったとまでは言わせられないけど、俺にだけはせめて一言くらいは何かを言い遺してくれないかな。




今日また一つ、年を取ったんだね。
駄目だよ、幾ら年を取りたくないなんてぼやいたって今日っ日は確実にやって来て、君は誕生日を迎えたんだから。
何やってんだよ、ちゃんと無事に誕生日を迎えなきゃ、年は取れないんだよ。
君の憧れだった、可愛いおばあちゃんになんてなれやしないんだぞ、




青空を転がる真っ白な急ぎ雲が、煙突を掠める様に低く君の清らかな霞を躊躇わずに運んで行く。
そっちの方角は、そう、きっと鎌倉へ向かっているのかな?
いつか住んでみたいと話してくれたあの日が今では余りにも遠い日の出来事で、青に溶け込んで行く君を見送るしかなかったんだ。




骨壺箱に丁度ピッタリの長さだったネックレスが、純白の織物の上ではしゃいでいるかの様に場違いに煌めいて、みんなの箸で納められた居場所に安堵していると信じるも、信じないも、それが現実なんだよと遺影が満面の笑みを称えて教えてくれていた。






暗くてごめんなさい。
作品はフィクションで、書いた当の本人は楽しく陽気な気分の時にこそ、この様な憂鬱で沈んだウソを書いたりします。
ので、クソエロを書いてる時には溜まってはいない時に書いているんだと思し召され。