toshimichanの日記

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あっさりとした愛 2

諸事情により結婚が出来ず、
結婚なんて出来ないと諦めていた頃にポツンと現れたのが家内だった。
特に結婚など意識せず、
なんとなく、気が付けば傍に居る。
友達同士の集まりとかでも、
何となく、いつの間にか隣にいて
ニコニコと話しをしている。
滅茶苦茶に話し好き。
常に何かを喋ってる。
なんかいつも話しをしてて
楽しそうにしている女だった。
特に美人でもなければ、
可愛い訳でもない、普通の女。
でも、傍に居るとそのたわいのないお喋りに幸せな感じがした。
楽しそうに話す彼女?と一緒に居ると自分まで楽しくなれた。
恋愛ではなかったけど、
なんだか凄く大切な存在になって、
セックスをしちゃった。
その後で、
赤ちゃんが出来ちゃったら、
どうしよう。
なんて、例に寄って楽しそうに話す彼女?に軽い気持ちで、半分冗談の積もりで結婚しちゃえば良いじゃん。
て、応えた。
その時の笑顔は一生忘れないと思う。
結果的には、それがプロポーズで
あれよ、あれよであっさりと簡単に結婚してしまった。

過去の彼女達とは、四年間、五年間も結婚を目標に同棲をして来て、
艱難辛苦を共に暮らしていたのに、
家内とは、出逢いから半年で婚約。
式場予約の都合で暫くは掛かったが
一年ちょっとで、なんの障害もなく
あっさりと結婚してしまった。

何年経っても相変わらず、お喋りで
二人で家に居る時は常に何かを話し
をしてて、なんだか知らないけど幸せそうにいつも傍に居る家内。
だけど、これだけ話し続けてる家内だけど、私はまだ一度も家内の口から「愛してる」の言葉を聞いた事はない。
私も家内に「愛してる」と言った事は
ない。

余談だが、家内を名前で呼んだ事が
一度もないのだ。
まあ、それは、家内が私の母親と
同じ名前だからなんだけどね。