toshimichanの日記

ブログの保管所

淫獣

丁度いい塩梅に酔っ払っている彼女が堪らなく大好きなんだ。
果てしなく淫乱に、剥き出しの性癖をタガが外れたように際限なく吐露をし続けて絡み着いてくる。

普段使いの、ちょっと内気で、ともすると清楚系にさえ分類されるような淑やかさからは、とても想像出来ない淫乱小悪魔と化すんだ。
その変貌ぶりは、ジャングルやサバンナに解き放たれた餓えた野獣そのもの。

横幅が狭く厚みのない華奢な胴体には似合わない、大きく丸く存在を主張する形の整ったおっぱいを露にして、それを所構わずに押し着け、擦り付けながら満面の笑顔で可愛らしく絡んでくるんだ。




これは、俺とたった半年間だけ同棲生活をしてくれた?させてくれた、かつての恋人?との話しです。




彼女は会社帰りに同僚と一緒に、アパート近くの駅の繁華街でお酒を飲んで帰る事が多かった。

夜の10時とか11時過ぎくらいになると、彼女か、その飲み仲間の友人から
「お迎えをお願いします。」
と、電話が掛かって来て俺は、何度も彼女を迎えに行って、帰り道はおんぶしてアパートまでの坂道を登って帰って来てたんだ。

お迎えコールを貰ってから
駅までの下り坂を歩いて15分。
駅からの帰り道は上り坂なので25分の道程だった。
その間に彼女の酔いは程々に覚めていて、いつまでも酔っ払っている状態ではなかった。

そもそも、会社の同僚とは言え全く気心の知れた間柄でもないらしいので、正体を失くす程まで飲んではいないはずだった。

それなのに、わざわざ俺を呼び着けて迎えに来させていたのは、単に甘えたかったから、以上に、迎えに来てくれる彼氏が私にはいるのよ。とばかりに同僚に俺をみせびらかしたかったからに他ならない。

それともう一つの、と言うよりも、これが主目的だろうと思われる理由は、
酔った振りをして、俺に自分の不満を洗いざらいぶちまけて受け止めて欲しかったのだと思うんだ。

日頃の彼女は俺に対して不満を口にする事は少なかったんだ。
もの静かで、俺から「どう思う?」とか「どうしたい。」とか尋ねなければ、本音の心中を語らない、おとなしいと言う感じの女性だったんだ。

別に俺が彼女を抑え込んでいた分けでもなく、威圧的な態度を取っていた分けでもないのだが、何故か彼女は俺の前では、少し萎縮していた様に感じていたんだ。



そんな彼女がお酒を飲む目的はと言えば、
多分、それは、俺の前で自分を披露したかったのではないのかと思うんだ。
俺に女としての素の姿を暴露して、そんな自分を見て欲しかった。
受け止めて欲しかったのかも知れない。

何も隠さないそのままの自分が、
一緒に暮らしている彼氏に認めて貰いたかったのだろうと推測したんだ。

その為の手段の一つが、お酒に寄って解放される自分の気持ちを話す事だったのかも知れない。




小柄な彼女とは言え、人一人を背負ってだらだらとした坂道を登って帰って来るのは大変な労働だった。
けど、その屋外での密着した二人の時間と言うのは、誰かに聞かれているかも知れない縛りがあるので、ある程度の世間体や声色使いを気にしながらも一種独特な二人の世界観が楽しめたんだ。

深夜の街中をパンツだったり、スカートだったりと、そこらに沢山闊歩している、通勤着姿の普通のOLを背負って歩いている姿は、街角の光景からは、ちょっと異様な光景だったのかも知れない。
3~4回かは、駅前の交番のお巡りさんに職質を受けたのだが、どうやら伝達の送り事項の中に入れて貰えたらしく、ともすると、お巡りさんから軽く会釈をされる様にまでなってしまっていた。



彼女の太ももを手で持って、登り坂なので少し前屈みになって彼女を背負って歩かなければならなかったんだ。
彼女は俺の背中でひっついたり、仰け反ったり、いつも妙に楽しげに俺の背中ではしゃいでいたんだ。
お酒に酔って解放的な気分になっている彼女は、時折、大きく股を開いて俺の腰骨の辺りに恥骨を擦り着けて来たり、背中の肩甲骨辺りにおっぱいを押し当てて来ては、欲求不満をアピールしていた。


そんな夜の彼女が必ず仕出かす事は、アパートのドアを閉めた途端に、ソッコーでまっ裸になって俺に襲い掛かる事だった。

それまでの普段の彼女を見慣れている俺からしたら、あのもの静かな彼女がお酒に酔ったら、こんなにも大胆に淫乱になるのかと、最初の頃はそのテンションに付いて行かれずにそこそこ引いてしまったのだが、
彼女の可愛らしさからはおよそ想像が着かない、大胆なポージングを俺に対して恥ずかしげもなくアピールしている姿やその心根が嬉しくて、
その誘いを受け入れ、遠慮なく責め立てたんだ。


それ以来、お迎えコールが鳴った時には、バイブや張り型、猿轡やボールギャグを用意してから部屋を出て行く事にしたんだ。









余談ですが、この彼女と別れた理由は、彼女は片付けられない症候群、つまり黙って放って置けばどんなお部屋もゴミ屋敷化させてしまう可愛い娘ちゃん妖怪だったのです。