toshimichanの日記

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2021-07-22から1日間の記事一覧

雪中桜 転

なんて綺麗な形をしたオッパイをしているんだろう。 キャミソールを躊躇いもなく、潔く脱ぎ去り淡いピンク色をした花柄の可愛いブラは決して大きな内容物などは抱えてはいなかった筈なのに。 意外に大きいんだね。 余計な感想を口にしてしまった。 少し恥じ…

雪中桜 生

雪はより一層大粒になり、ヘッドライトに貼り付き始めたのか前方を照す範囲が狭くなって来ている様に思えて来た。 を行き来しているワイパーも掻きよけた雪を固まりにして溜め込んでしまって、端っこの視界を妨げてしまっていた。 気象状況は可なりの悪化を…

雪中桜 起

今でこそ、携帯と言う魔法のツールが存在している時代なのだが、 太古の昔は、家の中か街中の公衆電話くらいしか連絡手段がなかった時代が存在していたのである。 待ち合わせの時間と場所を家の電話で話し合って出掛け、落ち合わせてデートをする。 一歩、外…

屁理屈

100%の信頼感から来る近接した男女間の精神的な距離は、礼儀や遠慮などを一切省かれた、もう一人の自分とも思える親近感を持って相対しているものだったりする。 勿論、そこに感謝や喜怒哀楽の心情的な交流は存在しても、あえてそれまで省いていた感情を言葉…

野獣の如く

当たり前ではいけない日常を手に入れてしまった罪悪感から逃れ様として俺は、彼女の体を必要以上に苛み求めてしまっていた。 いつも以上の激しさに彼女の身体が軋んでいる手応えが伝わって来ている。 こんな暴挙を彼女に与えてはいけないと、 自制する声が心…

小夜 1

中学一年の時に、生まれて始めて彼女と呼べる存在ができた。 切っ掛けは、極単純な理由だった。 俺の住んでいる場所は、野山に囲まれてはいないけど、そこそこの田舎町で小学校は、各学年一クラスしかない小さな小学校だった。 つまり、小学校に入学してから…

後悔の始まり

それから、どれだけの時間が過ぎたのだろうか。 スマホの画面に明かるくなって、通話終了の絵柄が表示され、やがて真っ暗な闇が訪れた。 ぼんやりとした部屋の灯りの中に、時計の音だけが静かに単調に降り注いでいる。 脳裏には、目の前で目を擦っている彼女…

三美神

両手を広げて天を仰ぎ見れば、 私の頭上には青空が満ち溢れている。 東風なのだろうか? 掌に心地好い風圧が絡み、 体が軽さを帯びて来る。 そして柔らかな風が 適度に遮られ 私の両腕には、 真っ白な翼が現れる。 どこからなのか、 遥か天の遠く彼方から 私…

水墨画

聞こえて来る筈の音が 部屋まで聞こえて来ない。 静寂な雪の音色に包まれている。 まるで真綿を敷き詰めた様な 暖かそうな景色には、 誰の足跡も残せない真っ白な拒絶と 全てを包み込んで自由を許さない 厳しさが見えていた。 窓の外に広がる水墨画の様な 色…

いつもの夜に

会社から帰って、アパートのドアを開けると、真っ暗闇の部屋が私を拒むかの様に冷たく迎え入れる。 手探りで、スイッチを入れれば、朝の慌ただしさをそのままに残している景色が照らし出され、窓の外の明るさだけが失われた夜特有の匂いが漂っている。 LEDの…

性癖の怖さ

これは、俺がある人に宛てたダイレクトメッセージとして書き始めた物だったんだけど、途中から独り言の様なものに変化してしまったので、ここをゴミ箱として使わせて頂きますので悪しからず。 って、悪しからずらないよな、こんな行為は。 俺って、バカだよ…

ありがとう

「ありがとう。」 この頃、なかなか会えなくなってしまっている彼女とデートをしている時、 彼女が良く口にする様になった気がする。 今まで、彼女はこんなに頻繁にこの「ありがとう」を俺に対して言っていただろうか? ふと、小さな不安と共に、彼女の心の…

夜空の情景

ポロンと引っ張り出されて、この季節の冷たい風に曝されて、ちょっと冷えてしまった強張りが柔らかく暖かい温もりに包まれる。 半分しか姿を見せていない月が真上にある、真夜中過ぎの公園のベンチの端に座った俺は、夜空を仰ぎ視ながら太股の上にある黒髪を…

現彼女と次彼女

我が儘を言ってくれる。 我が儘を言って来る。 ってのは、俺に対して遠慮が無く、気兼ねせずに自由に自分の要求を伝えられているって事で、ある意味では心を許しているって事であると言う反面で、それだけ不満を抱えてしまっているって事の現れでもあるんだ…

笑顔の天秤

覚えて居たくないのに 思い出になってしまうだろう瞬間が 繰り返され記憶に刻まれて行く。 君が笑っている。 はしゃいで、嬉しそう。 去年の今日も同じ様に チョコレートを片手に あの改札口からにこやかに 駆け寄って来て 嬉しそうに笑ってくれた。 バレン…

お口直し

暗い暗い裏路地ばっかり歩いて来てしまいましたので、ここらでお口直しの、毎度バカバカしいエッセイでも、、、 男と女が出会って、お互いに惹かれあって恋愛が始まるんだけど、最初の頃は恋心ってのがあって、盲目的に相手を好きになってるから、相手の何で…

過ち 精算

お願いだから、 泣いてくれ。 頼むから、 その無表情は止めてくれないか。 そんな感情のない無表情で、 こんな話しを聞かないでくれ。 俺が今、投げつけている言葉は、 そんな顔で受け止める 話しじゃない筈だ。 お願いだから泣いてくれ、 怒りを露に叫んで…

過ち 炎

燃え拡がる私の恋心 消えない炎が赤く隅々にまで どんどん燃え盛って行く。 隙間なくひしめき合い 絡み合う炎は渦を巻き 真っ黒な黒点を 私の心に生んでいる。 この熱いあなたへの思いは もう閉じ込めるなんてできないよ。 この胸を突き破って 噴き出してし…

過ち C

私には居場所がなくて 生きていたくなかったけれど かと言って死を選ぶ気には なれなかった。 だけど、死ぬ事には 躊躇う未練も持っていなかった。 いつまで経っても 軽やかな心が手に入るわけでも 生き辛さがマシになるわけでも なかったけど、 しつこく側…

過ち B

限界になっているのに 助けてと伝えられる人が 私の傍に誰もいなくて、 それを話せる人が 何処にもいなかった。 生きているのが辛いのに、 それを誰かに理解して貰おうと していなかったし、 誰に話せば良いのかも分からず、 何をどうすれば良いのか 考えよ…

過ち A

今まで、何が見えていたのだろうか? すっかりと結露してしまった窓ガラスを手の平で一掃して、外の風景を改めて眺めて見たものの、そこから見える景色は、重苦しい曇り空と寂れた冬木立しか見えやしなかった。 いったいいつ頃から、俺の生き方はこんな景色…

あなたへ 愛

好きな人から「頑張れ!」って言われたら、もの凄い頑張れる。 「もう無理だ」って思った時にそれでも「もう少し頑張ろう」って思わせてくれる存在を大切に。 上手く生きられない時もあるよ。 この道で良かったのか迷っちゃう時もあるよ。 過去の後悔から抜…

あなたへ H

全員を納得させられる生き方なんてありません。 誰かの言うことを聞けば、他の誰かに非難されます。 誰かの為に何かをすれば、他の誰かにガッカリされます。 あなたは他人のご機嫌を取るために生きているのではないんです。 自分の心に従って、生きてみませ…

あなたへ F

全員を納得させられる生き方なんてありません。 誰かの言うことを聞けば、他の誰かに非難されます。 誰かの為に何かをすれば、他の誰かにガッカリされます。 あなたは他人のご機嫌を取るために生きているのではないんです。 自分の心に従って、生きてみませ…

あなたへ E

優しい人が怒らないのは、 腹が立たないからではなくて、 我慢強いからです。 むしろ、 普通の人よりも繊細で傷つきやすかったりします。 笑っていても、平気な顔をしていても、一人の時に泣いてます。 「この人は怒らないから何してもいいや」と勘違いして…

あなたへ D

平気なふりしてもう限界。 何でもないふりして傷ついてる。 どうでもいいふりして悩んでる。 人間って辛い時ほど、 素直になれないものだから。 心配させたくなくて、 強がっちゃうものだから。 大切な人の痛みに気づいてあげてよ。 しんどい時は甘えればい…

あなたへ C

いつでも会える距離でも寂しい思いしてるカップルはいるし、 遠距離でもいつもお互いの事を考えて幸せなカップルもいる。 毎日会ってても全然好きになれない人もいれば、 半年に一回でも会えばずっと信頼し合える人もいる。 結局大切なのは心の距離で、 物理…

あなたへ B

どんな別れ方をしたとしても 一度でも好きになった人の悪口を言うような嫌な奴にはなりたくない。 その人を好きだった自分を信じていたいし、自分を裏切りたくない。 況してやその人の不幸を願うようなしゲス野郎になんかには絶対になりたくない。 その人と…

あなたへ A

強い者が勝つのではなく 勝った者が強いと言われるのだ 例えそれがどんな勝ち方をしても 勝者の称号は頭上に載せられる それを認めさせる事が 風格を身に付けると言う事だ 先ずは勝って見せろ 話しはそこからが始まりだ 敗者の努力なんかは 誰にも認められや…

あなたへ 3

物語が冷めない内に、 カフェで向かい会った パンフレットを広げた 指先がセクシーに見えて どうしても触れたくて 私にも見せてと 姑息だったかな私