toshimichanの日記

ブログの保管所

2021-07-22から1日間の記事一覧

エリカ 4

真っ白な見馴れない雪景色の町並みを駅に向かって走っていた。 なんか、まだズキズキしてて変な感じだよ。 でも、、、 外を眺めながら涙を流しているのが、なんとなく彼女の雰囲気から分かってしまった。 後悔はしてないよね? してるよ。 間髪入れずに返答…

エリカ 3

なんて綺麗な形をしたオッパイをしているんだろう。 キャミソールを躊躇いもなく、潔く脱ぎ去り淡いピンク色をした花柄の可愛いブラは決して大きな内容物などは抱えてはいなかった筈なのに。 意外に大きいんだね。 余計な感想を口にしてしまった。 その言葉…

エリカ 2

雪はより一層大粒になり、ヘッドライトに貼り付き始めたのか前方を照す範囲が狭くなって来ている様に思えて来た。 を行き来しているワイパーも掻きよけた雪を固まりにして溜め込んでしまって、端っこの視界を妨げてしまっていた。 気象状況は可なりの悪化を…

エリカ 1

今でこそ、携帯と言う魔法のツールが存在している時代なのだが、 太古の昔は、家の中か街中の公衆電話くらいしか連絡手段がなかった時代が存在していたのである。 待ち合わせの時間と場所を家の電話で話し合って出掛け、落ち合わせてデートをする。 一歩、外…

御指導ご鞭撻

時々、浮気や不倫を書いてる事が許せない方からのダイレクトメッセージを頂きます。 どうやら、私の書いている不倫の内容が不快に感じられる様で、どうしても許せないとのご指摘をされておりまして。 幸せそうな家庭を持ちながら、その裏では年齢の離れた若…

コロナ事変 5

「待っている。」は、 時間を引き算しながら、時の経過と共にやがては訪れて来る、その時間に近付いて行く気持ちの待ち遠しさがあるけど、 別れてしまえば、時間は足し算になってしまう。 別れた瞬間から、どんどんと自分に時間が積み重ねられ足されて行く。…

コロナ事変 4

そんな生活環境の変化をひろみに話をしているのだが、俺の行動パターンが変化をしたと言う事は理解してくれているらしい。 しかし、これまでのひろみの人生に於いて、労働により賃金を貰うと言う、いわゆるバイトや会社員などの賃金労働経験が全くないお嬢様…

コロナ事変 3

そんな暮しが、このコロナ事変に見舞われて一変してしまった。 自宅から車で30分。 自社部品の製造工場への移動を任じられ、あっさりと転任。 温情溢れる人事異動に文句など称えられるわけもなく、へこへこと従うしかなかった。 なんせ今年で定年を迎える…

コロナ事変 2

だがしかし、この恩情溢れる人事異動は、俺に取って大問題がはらんでいた。 俺には本社近くの、その通勤途中に、俺の通勤途中だからと言う理由で、わざわざカノ地に引っ越しをしてくれた彼女が居るのです。 仕事の帰りにちょいと寄れる。 地方出張にもサッサ…

コロナ事変 1

俺はここ一年足らずの期間、仮想世界に迷い込んでいるのかも知れない。 そんな錯覚を覚えてしまっている。 そう去年の今頃だった。 このコロナの影響で会社の業績が悪化の一途を辿って、保身的処置を取り始めた。 何よりも、収益をもたらさなくなった穀潰し…

プロポーズ

くしゃくしゃに歪んだ唇。 はみ出した口紅が 口の周りを汚してるし、 むやみに指で擦ったから、 長い睫毛が 目蓋に貼り付いちゃってるし、 鼻水まで垂らして、 髪の毛がくっついてるじゃん。 なんだよ、 お前って、こうやって間近で見ると すっげぇ~ブスだ…

寸劇

閉まったドアに パーの手の平を貼り付けて、 「さようなら、ありがとう。」 唇がそう動いている。 応える言葉が見付からず、 上手に笑顔が作れない。 いいや、 こんな時に笑えないのを 知っているはずだから。 唇が震えて歪んでうつ向いて、 それでいて、 確…

傷跡

流した涙の数だけ 俺の嫌な所を知っている 笑った笑顔の数だけ 側にいたはず 喧嘩の数だけ 許せる事を学んだ 駆け引きの遣り取りで 思い遣りを感じた 期待させた分だけ ガッカリさせたし 埋め合わせもした その足跡の数だけ 想い出は 傷跡になった

花が

この季節 あちらこちらで色んな花が 咲き乱れている 誇らしげに美しさ、儚さ、可憐さを 精一杯に主張するかな様に だけどごめんな 俺の彼女の笑顔には お前らなんか どう頑張っても叶わない だって 俺の彼女だから

名残り桜

通過列車の巻き起こす 乱暴な横風で 聞き取れなかった 多分、 「ありがとう。」 名残り桜のまばらな花吹雪が ホームに舞う こんな季節を選んだあなたには その笑顔、 この暖かさが良く似合ってる 残された数分間の二人の視線を 横切って行く僅かな桜

緊急事態宣言下で

この季節、 夕方の5時位の時間帯はまだ外は 明るく太陽も夕日とは言い難い高さで、 間近のビルの隙間に挟まっている。 真っ白なレースのカーテンが 大きな一枚ガラスのテラス窓で輝いて、 リビングの中に陽射しを反射させて 夕方の雰囲気などは全く感じさせ…

ショートショート

いや、 ノーブラでもいいけど シートベルトはちゃんとして いや、 ミニスカートでもいいけど 脚は閉じてろよ いや、 酔っててもいいけど寝ちまうなよ いや、 右手は伸ばしてもいいけど 触るだけだぞ いや、 口でもいいけど出させるなよ いや、 そこまでやる…

不法投棄

親ってのは、誰かさんと誰かさんがXXしておぎゃ~って産まれた子を育ててるのが親であって、それ以上でもなければそれ以下でもない。 本来は育て方に教科書なんてないんだよね。 親だろうが他人だろうが、おっぱい飲ませて飯食わせてりゃ子は育つ。 そこに育…

信じられない!

何をして貰ってるのかは 分からなかったけど、 こんなに凄かったのは 始めてだったよ。 記憶と理性が飛ぶまでが 最高だった。 信じらんない。 いつ意識を失ったのかは 覚えてないけど、 どんなに凄かったかは 今でも躰が覚えてる。 震えが止まらないもん。 …

急ぎ雲

青白い空を 西の茜から 逃げる様に疾走する急ぎ雲。 群れを成したり、 独りぼっちだったり、 家族だったり。 みんな、 なんでそんなに 急いでいるのかな? 高いビルの遥か向こうの高い空を 電柱だったり、看板だったり、 信号機だってありはしない空を みん…

俺達は親友じゃなかった。

他人を傷付ける事を極端に嫌って、柔らかく温かな人柄だった友人が久し振りに会った時には、粗暴で気遣いの出来ないやんちゃな奴に変わり果てていた事がある。 本人は、俺は何も変わっていない。と話しているのをどう受け止めたら良いのかに皆が戸惑って、そ…

桜の花びら

絶え間なく降り注ぐ桜の花びらの中で、 白く明るい花曇りの空と、光る海を見下ろしながら、のんびりと三浦半島の岡の上で過ごして来たよ。 平日だったから、人出もまばらでゆっくりと二人切りで過ごす事ができたんだ。 ほぼほぼ素っぴんで、何故か飾り気のな…

勧善懲悪

何かが始まっている分けでもない 貴女の為に、 そうしようと 思った分けではないのだけれど。 自分に対しての言い訳としての 大義名分がなければ、 自分自身を勧善懲悪の悪役に なってしまいそうなので、 己れの正統性を保つ為に 誰かの為にしているんだと言…

独り強がり

闇の深い夜に、 救いたいと願う言葉を 幾重にも重ねて綴り、 貴女に送り続けていた。 ただ思うがままに、 元気づける無責任な言葉を なんの覚悟も持たずに 笑顔になるのを期待してた。 追い詰めていたのかな? 重荷になっていたのかな? 俺は、 理解なんてし…

水墨画?

聞こえて来る筈の音が 部屋の中まで聞こえて来ない 不自然な昼下がりだった。 静寂を装った雪の音色に包まれている。 ホテルの目の前を走る車は、 皆、ゆっくりと慎重に流れていた。 まるで真綿を敷き詰めた様な 暖かそうな景色には、 誰の足跡も残せない真…

それまでの俺

なぜ、 こんなに似合わない翳りを 纏っているのだろう。 儚げな可愛らしさに 冷たい蒼い陰が、 滲み出していた。 この表情が 無邪気に笑うと、 どれだけ 可愛いくなるのだろう。 このどことなく 幼さが残る顔立ちが 笑顔になったら どれだけ可愛いのだろうか…

美人さん。

俺の立場からすれば彼女はなんの為に、そんなに念入りにお化粧をして髪の毛をセットして着飾って、ミュールの指先にまで彩りを添えて、完璧になろうとするんだろうな?って思うんだよね。 だって、さっきまでバサバサの髪の毛で、枕を頭の上に乗っけてだらし…

淋しいよ。

「淋しいよ」声が聞こえた気がした。 それでも、話しをしている彼女の口から語られているのは、たわいのないいつものショッピングに出掛けた時の話し。 気に入ったスカートを見付けて、店員さんとの会話がちぐはぐだったとか、値段が高い割には、素材が良く…

女子の怖さ 小夜

最初に女の恐さを知ったのは、中学一年の夏だった。 小学時代の同級生に告白されて、断った。 小学生の頃は仲良く親しかった友達だったが、顔はお世辞にも可愛いくはなく、いわゆるブスと呼ばれる部類に属していた。 俺に取っての彼女の存在はあくまで、同じ…

男女の性欲差

男の方が表だって女と セックスしたいだの 抱きたいだのと口にするけど、 実際問題、 男は騒ぐ割にはレベルが低く、 それに比べて女の場合は、 長く付き合って来た男に 開発されてる女の性欲は男の したさに比べたら その比は半端なモノではない。 なんせ男…